建築物等に使用された石綿及び 0.1%を超えて石綿を含有する製剤その他のものについては、除去時のばく露防止はもとより、除去後から廃棄に至るまでの労働者のばく露防止も重要となっているところですが、先般、東日本大震災被災地での石綿気中濃度の測定結果及びその結果に関する専門家分析では、破れたフレキシブルコンテナバッグに保管されていたボード板の移し替え作業場所において、一定の濃度の石綿繊維が発散していたことが判明しております。
このような状況を踏まえ、厚労省ではこの度、除去後から廃棄までの過程等における労働者の石綿ばく露の防止を一層推進するための具体的取扱いについて整理しました。