厚生労働省から平成28年の発生状況が公表されました。
平成28年の熱中症による死亡者数は12人で、平成27年よりも17人減少しましたが、そのうち建設業が7人を占めており、高い割合となっています。
死亡した12人に係る災害の発生状況等をみると、WBGT値の測定は12人の災害発生場所においてなされていませんでした。
また、熱への順化期間の設定は9人においてなされていませんでした。
さらに、事業者による水分及び塩分の準備は8人、健康診断の実施は5人において実施されていませんでした。
今年の夏は、全国的に 気温が平年並みか平年より高くなることが見込まれ、熱中症による労働災害が多く発生することが懸念されます。
厚生労働省では、 平成29年より新たに、職場における熱中症予防対策として、5月1日から9月30日まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施していますので、こちらも併せてご確認ください。